

今回は2023年最新版の、人材紹介/人材派遣関連の「お友達紹介キャンペーン」事例を5つ紹介します。
お友達紹介キャンペーンは、紹介会社/派遣会社にとっては登録者のCPA(顧客獲得単価)が低い優良な集客手段。またリファラル採用に近い形となるため、紹介された人材の品質も高い傾向にあります。
なおかつ謝礼を、直接的に紹介してくれたスタッフに渡すことができるため「スタッフの満足度」の向上にも繋がります。
ぜひ自社で「お友達紹介キャンペーン」を取り入れる際のモデルケースとして、参考にしてください。
国内最大級の看護師転職サービス「ナース人材バンク」では、お友達紹介キャンペーンとして3000円分のギフト券プレゼントを実施しています。
「お友達」は看護師に限らず、PT・OT・STから介護職、保育士、臨床検査技師、臨床工学技士、放射線技師、ケアマネ、柔道整復師、栄養士など多岐にわたる職種で紹介可能。
ナース人材バンクのキャンペーンの特徴は2つです。
・LPを経由して即時に「紹介メール」を、ナース人材バンクの利用者が友人に送信可能なこと
・「あなたにも」「お友達にも」ギフト券がプレゼントされること
紹介メールを「LPを経由して送信可能」にすることで、「LPへのアクセス数に対して」「何通の紹介メールが送信され」「何名が最終的に紹介経由で登録したのか」がトラッキングしやすい仕組みです。
なおかつ紹介した当人にも、お友達にもギフト券をプレゼントすることで、関わる人の全てが紹介のメリットを感じやすいように設計を行っています。
ハイクラス転職エージェント「パソナキャリア」では、友人を紹介した人に3000円のAmazonギフト券のプレゼントを行っています。
同キャンペーンのポイントは以下の2つです。
・ハイクラス転職の分野で「3000円のAmazonギフト券プレゼント」を設定していること
・LINE経由での紹介も受け付けていること
ハイクラス転職の分野ではマッチングが成立した場合、人材紹介会社の手数料が数百万円以上にのぼることがあります。3000円分のAmazonギフト券で「友だち」を集客し、その「友だち」数百人の中から1人でもハイクラス転職に成功する人が出れば、人材紹介会社にとってはCPAが見あいます。
LINE経由での友達紹介も受け付け、低価格のCPAで幅広く集客。その中から「一人でも実際にマッチングすればCPAが見合う」という戦略として、参考になるのではないでしょうか。
トヨタ系列の派遣・紹介予定派遣を手がける「トヨタエンタプライズ」では、紹介者に対して1万円、友人に対して5000円のギフト券のプレゼントを実施しています。
なおかつ紹介した友人が、紹介から2か月以内に就業が決定した場合、友人に対して5000円が追加で行われます。
「紹介」と「就業の決定」の2段階の成果地点が設定されていることで、特に実際にマッチングされる友人側に「紹介される」だけでなく「就業する」ことのインセンティブを強く与えているのが特徴的です。
人材派遣「テンプスタッフ」では、紹介者・友人双方に「1万円」のギフト券をプレゼントしています(※紹介者が友人の登録日にテンプスタッフでの雇用契約が存在する場合)。
ナース人材バンクなど他社と比較して、ギフト券の金額が高めに設定されていることが1つの特徴です。ただし紹介から、友人が「7日以内」に本登録を完了することが条件として課されています。
CPAを多少高めに設定してでも「アクティブな新規登録者を1人でも多く獲得したい」という場合に、「7日以内の本登録完了」をギフト券の付与条件に含めることは大いに参考になるでしょう。
IT派遣に特化した「type IT派遣」では、システム開発系やネットワーク・サーバー系など特定職種での友達紹介に対して、2000円のギフト券をプレゼント。なおかつトヨタエンタプライズと同様に、二段階の成果地点を設定。就業が決定した場合、IT職種で3万円、事務職で1万円の追加のギフト券プレゼントが行われています。
IT職種のCPA(顧客獲得単価)は、リスティング広告のキーワードのクリック単価高騰に伴って年々上昇傾向にあります。IT派遣やIT分野の人材紹介でキャンペーンを行う場合、友達紹介の報酬額として「3万円」は1つの目安となるでしょう。
今回は2023年最新版の、人材派遣/人材紹介関連の友達紹介キャンペーンの事例を紹介しました。自社で新規にキャンペーンを実施する場合、事務職などの場合は紹介した当人と友人双方に3000円~、IT職種の場合は1万円程度の謝礼額がまずは目安となるでしょう。
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