人材紹介の代表的な求職者集客手法9選!集客方法について解説
人材紹介会社の担当者や各種企業の人事担当者が頭を悩ませるのが「求人に対する集客方法」ではないでしょうか。
今回は代表的な集客の方法を、9通り紹介します。
予算がゼロ~数万円のレベルであればまずはコーポレートサイトへの求人掲載とハローワークでの募集が向くでしょう。もう一段上の予算を用意できる場合は、求人検索エンジンやビジネスSNSの活用など打ち手が広がります。
大々的な募集であれば転職フェアへの出展なども向きます。自社求人への集客はもちろん、人材紹介会社の求職者集客にも書く方法は活用可能です。
1つ1つ解説します!
コーポレートサイト/自社サイトに求人掲載 | まずは自サイトに掲載しよう
まずはコーポレートサイトや、必要に応じて自社サービスサイトに求人を掲載しましょう。以下のような形で人材要件を定めたうえで、自社サイトに募集ポジションと想定年収や勤務条件、必須要件と歓迎要件などを記載しましょう。
多くの場合、コーポレートサイトやサービスサイトの求人ページへのアクセスは多くはありません。よってコーポレートサイト経由の求人だけで、必要な採用数を全て担保するのは現実的に難しいです。
しかし自社に顕在的に興味がある層の応募が見込める上、広告費が不要であることがメリットです。
ハローワークに求人を出す | 地域色の強い企業の幅広い採用に向く
地域色の強い店舗のスタッフや正社員の募集などであれば、ハローワークに募集を出すのも1つの手です。
ただしハローワークの利用者の年代層は、年々上がっています。ハローワークに近しい位置づけの「ジョブカフェ」や、比較的安価な「転職支援付きスクール」などに若者層が流れていることが一因です。
よって特に「人材紹介会社の求職者集客」としては、ハローワーク活用には難しい面があることもまた事実です。企業が求める層とハローワークの層が現実的に一致しないことも多いためです。
業界専門誌や新聞に求人広告出稿 | ブランディング要素を含む
業界専門誌や新聞に求人広告を掲載するのも手です。たとえば新聞の場合、1段×1/8など小さな範囲の出稿であれば数万円程度から掲載可能。
より大々的な募集の場合、掲載面や企画によって数十万円~数百万円まで掲載料金は上下します。
とはいえ現実的に「紙媒体への求人出稿」はブランディング要素を含みます。広告を見た人の総数に対して、応募件数が何件あったのかの成果計測が困難なためです。
紙媒体への掲載を行うのであれば、リファラル採用施策とセットで考え「求人募集に対する権威付け」と捉えると良いでしょう。
リファラル採用で口コミ経由で採用 | 安価かつ品質が高い集客手法の一例
古典的ながらも近年注目されているのが「リファラル採用」です。
リファラル採用とは、社員に対して「知人らを紹介してもらう」という採用手法です。自社の風土やサービス内容を理解した社員からの紹介のため、紹介される人材の品質が基本的に高いというのが大きな特長です。
採用にかかる費用が安いというのも大きな利点です。採用決定時に社員に謝礼を支払うケースが多いですが、全国紙への求人掲載などと比較すると安価です。
自社求人に対して「社員に知人を紹介してもらう」のはもちろん、たとえば人材紹介会社では「自社と良好な関係を築いている過去の求職者」に、謝礼を用意したうえで「転職を希望している知人」の紹介を依頼するケースなどもあります。
「求人検索エンジン」を活用する | 広告運用とのセットで効果大
「求人検索エンジン」に無料/有料で求人を掲載し、集客する手法も近年人気が拡大しています。
求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジン。
所定の条件をクリアしていれば自社の求人が自動でクローリングされ、無料でサイト内に掲載されます。
LinkedInなど「ビジネスSNS」を活用する | 求人検索エンジンと並んで要注目
LinkedInなど「ビジネスSNS」に、自社のページを開設したうえで求人掲載やスカウトメールの送信を行う手法も「求人検索エンジン」と並び、注目されています。
LinkedInの場合、たとえば有料の「Sales Navigator」プランでは月1万5000円弱で50件のスカウトメール送信が可能。加えて無制限にSNS利用者のプロフィール閲覧ができます。
また別途、有料広告掲載も可能です。
スカウトメールと有料広告を使い分けられるという点で、自社求人の場合にも、人材紹介会社の求職者集客の場合にも、幅広く小回りが効く集客手法だと言えるでしょう。
転職サイト/求人サイトを利用する | スカウトメールでの集客が主流
スカウトメールとは各種転職サイトの利用者の中から職業など各種条件でフィルタリングしたうえで、条件に合うユーザーにだけ求人情報を直接DMで送信できる仕組みです。
特に人材紹介会社の場合、スカウトメール経由で自社の保有求人の提案も可能です。転職サイトが提供するスカウトメール関連の代表的なシステムにはdodaの登録者にアプローチできる「dodaMaps」があります。
優秀な人材は1日に大量のスカウトメールを受け取っているため、スカウトメールは「開封率が低い」ことも事実です。とはいえ転職サイトに登録している顕在的な「転職予備軍」に、フィルタリングしたうえでメッセージを送ることができる仕組みは貴重でもあります。
自社の予算次第では、スカウトメールの積極的な活用は視野に入れても良いでしょう。
採用ミートアップやウェビナーの開催 | 「企画」が重要
PeatixやTECH PLAYといったプラットフォームを活用して、小規模な採用ミートアップやウェビナーの開催を行うのも良いでしょう。
ミートアップやウェビナーそのものは業界のナレッジの共有を主眼に置きつつ、交流会の場や後日のお礼メールの中でスカウトを送る手法です。
特に「エンジニア転職」関連で人気のある手法であり、各種フレームワークやライブラリなどに関する勉強会を積極的に自社オフィスに誘致するIT企業も増えています。
転職フェアへの出展 | 対面かつ大々的な集客手法の代表格
各地のホテルやコンベンションセンター、中小企業センター、ホールなどで開かれる「転職フェア」に出展するのも一つの方法です。
転職フェアでは各社のパンフレットを閲覧できるコーナーのほか、参加者と企業がキャリア相談できるコーナーなどが設けられるのが一般的。著名人のゲストを招いた講演会やセミナーが行われることも多いです。
転職フェアの出展料金は地域やブースサイズなどにもよって変りますが、最低でも50万円~。ある程度目立つブースを作るには、数百万円程度の予算を用意したうえで出展するのが一般的です。大々的かつ対面での募集には有効です。
ただし転職フェアの場合、人材紹介会社の出展は「OKしているイベント」「NGとしているイベント」に二分されます。出展条件を事前に詳しく確認しましょう。
まとめ
求人への応募を集める「人材募集」の代表的な手法を9つ紹介しました。
基本的にはコーポレートサイトや自社サイトに求人を掲載しつつ、目的に応じて「ハローワークの活用」「求人検索エンジンやビジネスSNSの利用」などを検討するのが無難です。
より大々的な募集を行いたい場合は、十分な予算を用意した上で転職サイトでのスカウトメール送信や転職フェア出展を行うと良いでしょう。
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