人材紹介事業で絶対に構築すべき改善サイクル3選
改善を繰り返すことで、目標達成に近づくことは誰もが認識していることですが、基本的には同じ作業の繰り返しで、細かい改善が大きな売上拡大に繋がる人材紹介事業においては、とても重要な意味を持ちます。
本記事では、そんな改善サイクルにフォーカスして、人材紹介事業において改善を繰り返すべきポイントにるついて解説していきたいと思います。
落選時の求人案件の改善
こちらは、書類選考通過率という重要な指標を改善していくために、とても重要な改善ポイントです。求職者が書類選考で落選する度に、求人企業から落選理由をヒアリングし、求人要件を改善していますか?書類選考通過率は、決定数の向上だけでなく、モチベーションの低下による求職者の離脱率の増加という悪影響を及ぼしかねない重要なポイントです。
求人要件は、推薦すれば基本的には面接まで辿り着けるように、具体化することがとても重要です。また人事担当者ですら、落選理由が曖昧な場合があるため、具体的なヒアリングを実施し、言語化してあげることが重要です。
この業務設計ができているかで、求職者の落選ですらも、会社の資産とすることができるのです。
集客時の訴求ポイントの改善
こちらは、新規面談数だけでなく、内定率にも大きく関わってくる改善ポイントです。もちろん、そもそもの母集団数を担保するために、スカウトメールや求人掲載サービスの訴求ポイントを改善していくことは必要ですが、それだけでは足りません。集まった求職者の応募承諾率、選考通過率までの指標を見据えた上で、集客時の訴求ポイントを改善していくことが必要です。
例えば、求職者は集まっているが、ターゲットがずれているため選考を通過しない問題や、選考は通過するが、内定辞退が多いという問題は、一気通貫で集客の訴求ポイントを改善していかないと改善されてこない問題です。
事業上の数値の入り口となる「集客」でどのような求職者が集まってくるかが、会社の最終的な売上に大きな影響を及ぼします。目先の数値だけでなく、入社までを見通した訴求ポイントや求人の見せ方の改善が重要なのです。
面接のフィードバックを元にした改善
こちらは、面接通過率を飛躍的に高める可能性がある改善ポイントです。あなたの会社では、面接のフィードバックを求職者からもらっていますか?そしてその情報を蓄積していますか?求職者からのフィードバックは、面接のポイントを知る重要な情報源だけでなく、紹介した求人がずれたものではなかったかを知る重要な情報源です。
まず、面接時にどのようなポイントを聞かれたのか、それに対してどう答えたのか、その結果、面接結果はどうだったのかという情報を蓄積します。そうすることで、次回以降の求職者の面接対策をする際には、どのような対策が必要なのかが分かってきます。つまり、求職者からのフィードバック情報を蓄積することで、今後同じの求人を受ける求職者への面接対策に役立てることもできるのです。また、面談情報をもとに立てた仮説(求人を紹介時にマッチすると考えたポイント)が正しかったのかを求職者の面接に対する所感から知ることもできるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この他にもPDCAサイクルを回せるポイントは無数にあります。属人的なスキルに頼りがちな人材紹介事業だからこそ、こういったポイントで改善を繰り返すだけで、事業全体から見ると、大きな改善が見込めます。ぜひ、まずは上記3ポイントでの改善を実施してみてください。
最近では、自社では求人開拓は一切行わず、外部求人データベースサービスを利用する企業が増えてきました。このような改善を丸っと行なっており、自社でリソースをかけることなく、上記のような改善がされた求人を利用できるからです。立ち上げ時期は出来るだけ外部リソースも使いながら、軌道修正ができる状態を保っていくことが重要です。
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