人材紹介事業の独立時や起業時に多い3つの失敗 とは?メリットも合わせて紹介!
人材紹介事業の立ち上げ件数は、もの凄いスピードで増加の一途を辿っています。初期投資コストが少なく、売上単価も高く、立ち上げやすい事業として始める事業者が多いようです。
しかし、商材を持たない人材紹介事業だからこそ、差別化が難しいだけでなく、立ち上げ件数の増加による競争率の激化により、簡単にうまくいかない事業なのです。
本記事では、これから人材紹介事業の立ち上げを考えている事業者の方向けに、人材紹介の立ち上げ時にもっとも多い失敗事例を3つ解説しています。これから紹介事業を立ち上げる皆様が同じような失敗が減ることで、撤退してしまう紹介事業者をなくすことを目的としています。
戦略を立てずに事業を始める
最も多い失敗事例は、戦略を立てずに事業を始めてしまうことです。人材紹介事業は、競合が多い上に、転職マーケットも目まぐるしく変化しており、戦略なしに事業を始めて上手くいく可能性は極めて低いです。
どのようなスタイルで、どのようなターゲット属性を選択し、それにあった集客方法、求人開拓方法を取捨選択しなければいけません。上記のような事業において重要な選択を、なんとなく選択してしまうと、その先は底なし沼です。いくら小さな改善を地道に繰り返したとしても、成功は見えてきません。全ての軸が一本筋で噛み合わないと上手く回らない事業なのです。
人材紹介事業は事業立ち上げ前の戦略設計で、事業成功の可否の8割が決まると言っても過言ではありません。まずは全体像を把握し、その上で自社にあった戦略を設計するようにしましょう。
短期の売上に固執する
次に起こりがちな失敗が、短期の売上に固執してしまうことです。人材紹介事業は、入金までの期間が長くなってしまう関係上、どうしても初期の資金繰りに苦労してしまうものです。初内定までの期間に2−3ヶ月かかる企業が多く、そこから入社までの期間が数ヶ月空いてしまう事も決して少なくありません。入社時期のコントロールはほぼ不可能に近いのです。
しかしこれはビジネスモデル上、仕方がない事です。もっとも重要なのは、焦らないことです。焦ってしまうばかり、当初設計したはずの戦略をないがしろにしてしまい、結果的に失敗に繋がってしまうケースも少なくありません。信用やブランドが積み上げるために、一貫した戦略やビジョンの中で事業を続けるべきです。
事前に資金繰りも含めた戦略設計をし、入金までの期間が長かったとしても、決して芯をぶらさずに進めていくようにしましょう。
広く浅く始める
そして初期にやりがちなミスが、広く浅く事業を始めてしまうケースです。人材紹介事業は、ポジショニング戦略が非常に重要です。どのようなターゲットにどのような価値を提供しようとしているのか、を突き詰めていく事業なのです。広く浅く戦って勝てるような事業者は、自社で転職サイトを保有し、多くの従業員を抱える大手の紹介会社だけです。
立ち上げ時の小規模な段階だからこそ、他社よりも小さい領域で、仮説検証を繰り返し、改善を細かく行う必要があります。しかし、広く浅くターゲットも決めずに事業展開をしてしまうと、何が良くて何が悪いのかのアテがつけられないのです。そもそも、戦略が間違っているのか、もしくはターゲットが間違っているのか、集客方法が間違っているのか、この判断ができないと前には進めないのです。
まずは、自社のポジショニングを明確にし、どの領域に特化して勝負をしていくのかを定めてから事業を始めるようにしましょう。領域を広げていくのは、後からでもできます。
まとめ
立ち上げエージェントに多い失敗事例をまとめました。実際にこのような失敗をして苦労された事業者の方も多いのではないでしょうか。
人材紹介事業は、なんとなく始めて上手くいくような事業ではありません。まずは事業立ち上げに上手くいっている事業者に、事業の全体像をヒアリングし理解する、もしくこの人材紹介マガジンで他の記事を読むなどして、情報を収集することが最速での事業収益化に大きな影響を及ぼします。例えなんらかの施策が失敗したとしても、全体像が頭に入っていれば、軌道修正は容易です。
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