人材紹介立ち上げ時に必須!自社の強みはこう考える
これから人材紹介事業を立ち上げようとしている方、もしくはまさに立ち上げ中の事業者の方々、自社の強みは明確に言語化できていますか。事業立ち上げフェーズでは、自社の強みが言語化できていない場合、業界内でどのようなポジションをとっていくのかが明確化できず、中長期的な事業運営に苦労する可能性が高いといえます。
本記事では、立ち上げフェーズの人材紹介事業者の方々向けに、自社の強みを言語化する方法について解説しています。
創業者の経歴から言語化する
人材紹介事業のおいて、最も多くみられる強みの言語化方法が、「創業者の経歴から言語化する」という方法です。商品を持たない人材紹介事業における立ち上げフェーズでは、会社の独自資産となるものが、創業メンバーの経歴しかないと言っても過言ではありません。だからこそ、この方法がもっともポピュラーであるともいえます。
経歴から強みを言語化する方法には、いくつかパターンがあります。その中でも最も多くみられるパターンが、自身が所属していた業界や職種に特化することで、その業界での知識や経験が豊富さを、求職者や企業双方ともにアピールするパターンです。他には、人事経験が長いことを強みとして、求人企業側に訴求するパターンなどもあります。
このように、経歴を利用した強みは見せ方次第で、他社にはない独自の強みとして各ユーザーに訴求していくことが可能です。まずは一度、創業メンバーの経歴を洗い出した上で、求職者や求人企業それぞれにとって、強みとなる部分はないかを思考してみるのが良いでしょう。
紹介スタイルから言語化する
続いては、自社の人材紹介事業のスタイルから言語化する方法です。一番わかりやすいところでは、両面スタイルで事業を運営するのか、片面スタイル(RA、CAを分ける方法)で事業を運営するのかという部分も強みとなり得ます。求人企業からすると、正確に自社の強みを伝えてくれる方を好む場合は、両面スタイルの方が情報にズレが生まれないというメリットがありますし、片面スタイルの方がスケール性が高く、多くの求職者にリーチできる可能性が高いというメリットがあります。
また、どのような求職者をどのような方法で集めているのかという集客スタイルも、求人企業の採用したい属性によっては、強みになり得ます。その他にも求人獲得スタイルによっては、他の転職手段ではリーチできないような求人層を保有していることが、求職者から見た時の強みになるかもしれません。
つまり、強みとなるかは、各ユーザーのターゲット層と見せ方によって変わってくるのです。まずは、自社の人材紹介のフローを洗い出した上で、他社と違っている部分を洗い出してみてください。その他社との違いが、求人企業や求職者にとって、強みとなる可能性が高いです。
ビジョンや想いから言語化する
近日もっとも伝わりやすいとされている方法が、会社のビジョンや創業者の想いを強みとするパターンです。しかし、そのまま伝えても説得力に欠けるため、この手法にはそれぞれの体験に紐づくストーリーがセットである必要があります。
例えば「創業者自身が転職を繰り返しており、転職でひどい想いをした」といったマイナスの経験も、ストーリーをセットで求職者に伝えることで、強みに転換できる可能性が高いのです。「上記のような体験からそのような想いをする人を少しでも減らしたいと想いで、面談回数を他社より多くしています」と言われると、他社と比べて丁寧に、そして親身に対応してくれるのでは?と思う求職者も多そうではありませんか。こういったストーリーと想いが、求職者にとっては大きな強みとなるのです。
まずは、自社のビジョンや創業した時の想いを再度洗い出してみてください。そこにストーリーがセットになれば、他社が真似できない唯一無二の強みとなる可能性が高いでしょう。
まとめ
「自社の強みが分からない」という悩みを抱えている方が多いのが、人材紹介事業です。しかし、上記のようなポイントにおいて洗い出していけば、些細なことでも自社独自の強みとなる可能性が高いのです。
つまり、他社との違いがなんなのかというポイントにおいて、様々な角度から思考してみてください。そこには貴社独自の強みが隠れているはずです。
このような戦略設計の話はあまり知られていません。
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