人材紹介会社向けSNS集客のコツとは?集客に効果的なSNS活用法を紹介

2022年10月の職安法改正によって、求人検索エンジン等を活用した「社名を非公開にした状態での集客」への規制が強まりました。
そうした背景がある中、スカウトメールや求人検索エンジンへの依存度が高い人材紹介会社の間で集客手段として注目度が高まっているのが「SNS」です。
20代や30代など年代層や用途によって、SNSには特性があり、ターゲット層に対して広告や通常の投稿を活かしてリーチすることができるためです。
今回は人材紹介会社向けの主なSNSや、施策例などを紹介します。
Instagram | 20代ユーザーの「ファン」獲得やタレントプール作成に使える
Instagramは写真/動画の投稿を中心としたSNS。Meta(※旧・facebook)が運営しています。
ユーザー層の中心は20代で、近年は連絡ツールとしてDMも人気。「LINEではなくInstagramのDMで連絡を取り合う」という20代が増加傾向にあります。
人材紹介会社にとっては「タレントプール」としてInstagramを使うのがおすすめです。
たとえば自社でウェブデザイナー関連の案件を扱っている場合、自社アカウントを「素敵なウェブデザインの紹介アカウント」として運営しつつ、ストーリーズやリールで自社の紹介事業も定期的に告知。
自社アカウントに対してメンションやいいねを行った「ファン」をリスト化して管理しつつ、ファンの中でも特に確度が高いユーザーに対してはDMでアプローチするといった形です。
あわせて広告も活用するとより効果的です。
より具体的なInstagramの集客術は、agent bank公式ページにて無料で紹介しています。あわせて参考にしてください。
Twitter | 拡散性を生かした広告施策との相性が良好
Twitterは140文字以内の投稿を中心としたSNS。スペースXやテスラのCEOとして知られるイーロン・マスク氏が2022年秋に同社の巨大買収を行ったことでも有名です。
SNSとしてはfacebookと並んで「古株」の1つであり、創業は2006年。若者から40代~50代のビジネスパーソンまで、幅広い層が利用しています。
こちらもInstagramと同様に、Twitterアカウントを「タレントプール」として活用することができます。
加えてTwitterの特徴は「リツイート」による、拡散性の高さです。ウェビナーやホワイトペーパー施策、転職フェアなどを開催する際に広告出稿やインフルエンサーへのリツイート依頼などを行うことで集客手段として大きな力になります。
その他 | facebook、Wantedly、LinkedInなど
WantedlyやLinkedInといったビジネスSNSに、自社ページを作成して定期的な投稿を行ったりDMスカウトを送信することも有効です。
ビジネスSNSは用途が「ビジネス」に限られるため、投稿のリーチ数などが大きくは見込めない反面で「転職」や「案件紹介」への需要が比較的大きいことが特徴です。
たとえばLinkedInの場合、月1万5000円のプランで1か月に50件のスカウトメール送信が可能。2か月間で1件でも年収400万円の人材のマッチングに成功すれば、3万円のCPAで100万円強の売上が立ちます。
LinkedIn集客については、こちらの記事で詳しく解説しているためぜひ参考にしてください。
またfacebook集客も有効です。facebookは若者層のユーザー離れが進んでいる反面、中高年層は定着しており、広告のセグメント精度もSNS広告の中では非常に高いです。広告運用とセットで、集客手段として十分におすすめです。
人材紹介会社におすすめのSNS運用施策
最後に人材紹介会社におすすめの、SNS運用施策を3通り紹介します。
ターゲット層が「興味を持つであろうアカウント」の運用
人材紹介会社がInstagramやTwitterアカウントを開設する場合、行いがちなのが「案件情報を直接つぶやき続ける」タイプのアカウントの運用です。
しかし、こうしたアカウントは「ビジネスSNSでの運用」ならば一定の意味こそありますが、InstagramやTwitterには不向きです。Instagramユーザーの全てが「いますぐ転職したい」わけではないためです。
SNS運用は基本的に「リードナーチャリングとセットである」という認識のもと、まずはユーザーに興味を持ってもらえるアカウントを作りましょう。ターゲット層を明確にしたうえでの、お役立ち情報発信アカウントを作るのが基本です。
「いいね」や「フォロー」のハードルを下げる工夫
いいねやフォローのハードルを下げる工夫も必要です。一瞬だけフィードやタイムラインで投稿が目に留まったとしても、いいねやフォローをしてもらえないのであれば、同じ人にもう一回投稿を届けるのが難しいためです。
定期的なプレゼントキャンペーンを行ったり、「積極的にこちらから語り掛け、先行してフォローしてフォロー返しを待つ」などフォローされやすくなる工夫もしましょう。
DMの有効活用
ペルソナに近いユーザーには、DMも活用しましょう。とはいえ用も無いのにDMを送るのは、ハードルが高いものです。
たとえば「ウェビナーへのお誘い」などイベントをていにしてDMを活用したり、相手が何らかの分野で実績がある人物ならば「オウンドメディアに掲載する記事の取材」をていにして連絡をするといった手が考えられます。
何らかの形で相手の個人情報を入手しつつ、関係値を築くことができれば、相手がより本格的に仕事を探し始めたタイミングでアプローチしやすくなります。
まとめ
人材紹介会社向けのSNS運用のコツを、プラットフォーム別に解説。また取り入れやすい施策例も3つ紹介しました。
最大のコツは、やはり「ユーザーにとって役立つアカウント」を意識するということです。人材紹介会社サイドからすると一刻も早く案件を紹介したいのは当然ですが、それでは相手の目に留まりません。
・自社の投稿を見てもらうにはどうしたらいいか、どんなアカウントを作るべきか
・フォロワーの中でも確度が高そうなユーザーにはどのようにアプローチすべきか
など検討したうえで、リードナーチャリングを常に意識してSNS運用を行いましょう。
※当サイトに掲載されている記事や情報に関しては、正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
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