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コラム
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【就職・転職向け】人材業界の志望動機の書き方・例文集まとめ

    人材紹介業に関心があり、人材紹介を手がける企業への就職・転職を検討している方に向け志望動機の書き方や例文を紹介します。 志望動機を書くときは「なぜ人材ビジネスの中でも、人材紹介業を志望するのか」は明確であるべきです。

    人材紹介業に関心があり、人材紹介を手がける企業への就職・転職を検討している方に向け志望動機の書き方や例文を紹介します。

    人材紹介業は、人材業界の主要3業種(人材派遣・人材紹介・再就職支援)の中で人材派遣に次ぐ市場規模。市場規模が拡大しており、人材派遣業から人材紹介業に新規参入する事業者も増えています。

    一方、人材業界では人材派遣業の方がより市場規模が大きいこともまた事実です。よって「なぜ人材ビジネスの中でも、人材紹介業を志望するのか」は明確であるべきです。

    今回の記事を参考に、人材紹介業の志望動機をぜひ検討してください。

    人材紹介業とは

    recruitment

    人材紹介業とは求人を掲載する求人者(企業)と仕事を探す求職者(個人)を仲介し、マッチングするサービスです。

    人材紹介会社(有料職業紹介事業者)は、求人者と求職者の双方に対してマッチングに必要なサポートを行います。たとえば求職者(個人)に対してはキャリアカウンセリングや応募書類の添削サポートなどを提供します。

    人材紹介業の定義や、人材紹介会社の主な事業内容に関してはこちらの記事も併せて参考にしてください。

    人材紹介業の市場規模

    finance

    2019年度時点の人材業界全体の市場規模は、7兆128億円。約7兆円の市場規模は、国内では広告業界に匹敵する規模です。

    そして、人材業界3業種のうち大部分を占めるのが人材派遣業(6兆6,800億円)。人材派遣業に続くのが、人材紹介業(3,080億円)です。

    人材紹介業の市場規模は、市場規模が急拡大していることが特徴。また人材派遣業と比較し、利益率が高いことが特徴です。

    人材業界の市場規模については、こちらの記事でより詳しくまとめています。

    人材紹介業の利益率や「人材紹介業は儲かるのか」についてはこちらの記事でまとめています。

    人材紹介業のビジネスモデル

    人材紹介業のビジネスモデルは、マッチング成功時の成果報酬型の手数料収入。求人者(企業)から、求職者の理論年収の30%前後の手数料の支払いを受けるのが一般的です。

    人材紹介業のビジネスモデルは、こちらの記事でも解説しています。

    人材紹介業の志望動機に書くべきこと3選

    memo

    人材紹介業の志望動機に書くべきことは、大きく分けて3つに分けられます。

    人材ビジネス主要3業種の中で「人材紹介」を選ぶ理由

    人材ビジネスには「主要3業種」と呼ばれる、主な業種があります。

    • 人材派遣
    • 人材紹介
    • 再就職支援

    3業種はそれぞれビジネスモデルや主要なターゲット層、景気と市場の相関関係がそれぞれ異なります。

    例えば人材派遣と人材紹介は、いずれも「景気が良いときに市場が伸び、景気が悪いときに縮小する」という特徴があります。好況時には各社が採用を強化するためです。

    一方で再就職支援業は、不況の時に業績が伸びます。希望退職者を各社が募るため、再就職支援のニーズが拡大するためです。

    たとえばあなたが「中高年以上の失業者の支援」に関心がある場合、再就職支援業に適性があるでしょう。フリーランスの活用に関心がある場合は、フリーランス案件を扱う人材紹介業に適性があるでしょう。

    このように自分自身の興味・関心と照らし合わせて「人材紹介業を選ぶ理由」を言語化しましょう。

    仕事への適正

    人材紹介業に適性がある人には、大まかに以下のような特徴があります。

    • 交渉能力が高い
    • 傾聴力がある
    • 学習意欲が高い
    • 打たれ強い

    人材紹介業は労働集約型ビジネスに位置づけられることが多いです。

    新卒・中途を問わず多くの場合、最初の役職は「キャリアカウンセラー(個人営業)」か「法人営業」となるでしょう。

    人材紹介業の営業に向いている人の特徴は、こちらの記事でより詳しくまとめています。上に挙げたような適性を、自分が備えているか検討してください。

    適性を裏付ける過去の経験

    「人材紹介業への適性の有無」は、志望動機として履歴書や職務経歴書に記載し、面接で口にするためには「過去の経験によって裏付けられていること」が望ましいです。

    過去の経験による裏付けのない適性のアピールは、採用担当者からすると説得力が薄いためです。

    たとえば新卒の場合「自らが代表を務める学生団体の主催イベントで、そのジャンルで著名な企業のタイアップを複数獲得し、黒字化に成功した」などが「交渉能力の高さ」「打たれ強さ」をアピールする要素として有効でしょう。

    入社後にやりたいこと・目標

    入社後に具体的にやりたいことや、目標も具体性を持って語ることができるとよりベターです。

    たとえば人材紹介業の近年のトレンドは、ターゲット層の二極化です。

    「未経験者」「ハイクラス層」へと市場が二極化する中で「未経験者の選考辞退率を下げるための試みに、まずはトライしてみたい。なぜなら~」「ハイクラス層のビジネスパーソンを対象とした個人営業をやりたい。なぜなら~」などと、やりたいことと目的を明確に語ることができると入社前・入社後の働き方のギャップが小さくなるでしょう。

    ただし、選考の際に語った「やりたいこと」ばかりを入社後にかなえられるとは限らないことにも注意が必要です。

    やりたいことを明確にしつつも、やりたくないことは一切やらないというスタンスではなく柔軟性をもって動くことができると良いでしょう。

    人材紹介業の志望動機の例文

    programming

    最後に人材紹介業の志望動機の例文を、2通り掲載します。

    新卒向け

    私が御社を志望する理由は、人材紹介を通じて一人でも多くの人が「自分に最も合った環境で働ける社会」を作りたいからです。

    私は学生時代、学生団体でイベントの主催を務めていました。イベントを運営するにあたって「どの人を、どのポジションに配置すべきか」「この人はどのようなことにやりがいを見出して、イベントに関わってくれているのだろう」ということを1つ1つ深く考え、イベントがお客さんやスポンサーしていただく企業の方にとってはもちろん、イベント運営者自身にとっても最高の思い出になるようにディレクションすることを心がけていました。

    だからこそ、お客さんや企業の方から「良かった」と言っていただくのと同じくらい仲間たちからの「お疲れ様」や「ありがとう」が最高の言葉でした。

    私は自分の経験を生かして今後も「この人は何に喜びを見出すタイプの人だろう」「この人は、どんな仕事をしたらもっとも輝くだろう」ということを考え、その人の人生に少しでも貢献できる人間になりたいと思い、人材紹介業で働きたいと考えています。

    よって人材紹介業で実績のある御社を志望しました。

    中途向け

    私が御社を志望する理由は「未経験者をターゲットとする人材紹介業」に携わりたいと考えたからです。

    私は前職で、ハイクラス層をターゲットとした転職サイトの運営に携わってきました。

    サイト運営に携わる中で「ハイクラス層はビジネスパーソンのごく一部に過ぎないこと」や「ハイクラス層の採用ニーズは安定的に大きい一方で、全体を見ると買い手市場の業種も少なくなく、企業が求める人材と実際の転職市場にはズレがある」ということを実感してきました。

    そのため、一人でも多くの求職者の力になりたいと思いました。

    ハイクラス層の転職サイト運営に携わることで得た知識を、これから職を探す方や未経験者層の方に少しでも還元することができれば、今よりもよりよい労働条件で働ける人を一人でも増やせるのではないかと考え、未経験者層へのサポートを提供する御社を志望しました。

    まとめ

    今回は人材紹介業の事業者に就職・転職を希望する際の、志望動機の書き方を解説しました。自身の業界研究や書類作成の参考にしてください!

    ※当サイトに掲載されている記事や情報に関しては、正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

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