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コラム
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人材紹介会社で起こりやすいマネジメント課題と各種失敗への対処法

    人材紹介会社を立ち上げ、実際にキャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザー、営業などの採用を積極化すると、多くの企業で様々なマネジメント課題が顕在化しやすいです。
    今回は人材紹介会社で起こりやすいマネジメント課題と各種失敗への対処法を紹介します。

    人材紹介業の組織マネジメントに関する課題・失敗

    キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーの育成制度の未整備
    もっとも求職者や求人者(企業)の不満に直結しやすいのが「キャリアアドバイザー」「リクルーティングアドバイザー」の品質です。これらのポジションは直接顧客と対峙する立場であり、なおかつ大量採用が行われやすい役職のため、品質にバラつきが発生しやすく不満も集中しやすいのです。
    ちなみに筆者が過去に在籍していた人材紹介会社では、もっとも人気が高いキャリアアドバイザーが退職したタイミングでそのキャリアアドバイザーが担当していた求職者の大半が転職活動を辞めてしまったこともありました。「そのキャリアアドバイザーと一緒だったから安心して転職活動ができたのであって、後任の人の品質では付いていく気にならない」という声が多数でした。
    こうした問題点を解消するには、やはり育成制度の整備が重要です。育成制度が無いとサポートが属人的になり、先の例のように特定のキャリアアドバイザーが離職すると雪崩が崩れるように求職者も離脱することがあります。
    おすすめは「研修」です。

    人材紹介マガジンを運営するagent bankでは、未経験から2か月で単月売上200万円の育成実績を持つ「キャリアアドバイザー短期育成プラン」を人材紹介会社の担当者向けに提供しております。
    2ヶ月でキャリアアドバイザーを即戦力人材に育成する目的のプログラムです。

    ・https://training.agent-bank.com/

    KPI管理がおざなりになりやすい

    たとえば「毎月2名の入社決定」をコンスタントに達成したい場合、

    ・月に20名程度の求職者の集客を行う

    ・そのうち10名の求職者に4社程度の選考の承諾を取る(40社に選考の承諾があるということ)

    ・選考からの入社割合5%程度を達成する

    といった条件を満たす必要があるでしょう。しかしKPI管理がおざなりになると「月に20名程度の求職者集客」だけが先立ち、その次段階として必要な40社の選考承諾が未達になるといったことが起こります。
    そのためたとえばSFA/CRMなどを積極的に導入し、KPIの進捗管理を厳格に行っていくことが必要です。

    1人1人の行動量が少なく自走出来ないメンバーが多い

    キャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーの大量採用を行うと残念ながら「全員が優秀な人材だとは限らない」という現実に向き合う必要が生じます。
    自走出来ないメンバーが多いと、先に定めたようなKPIに対して未達の月が段々と増えていきます。
    この場合の対処法の1つは、先にも述べたような「研修」を通じたメンバー育成です。
    もう1つの対処法はたとえば求人データベースなどを活用し、求人案件の獲得などが思うように進まなかった場合にも一定の求人数を確保できる仕組みを作ることです。

    人材紹介業の営業に関する課題・失敗

    アプローチする企業を絞りすぎている

    アプローチする企業を絞りすぎる、というのは小規模人材紹介会社にありがちな課題であり失敗です。法人営業に割けるリソースが限られていることから、アプローチする企業を絞るのは必然性があります。
    しかしあまりにもアプローチ対象を絞りすぎると、求人開拓自体ができません。小規模人材紹介会社の求人開拓については、こちらの記事を参考にしてください。

    営業リストの量と質、管理

    営業リスト作成は質と量、そしてそのリストの管理が重要です。営業リストの管理が適切にできていないと、たとえばテレアポを行ってもアポ取得率が低く、なおかつアポ取得が見込めない企業に対して複数の社員が何度も架電するといった状態になりやすいです。
    営業リストを元にしたテレアポの進め方などはこちらの記事で解説しています。

    実際の紹介や内定決定率に関する課題

    採用歩留まり

    実際の内定決定率に課題がある場合は、「採用歩留まり」について1つ1つ主要な指標をチェックしてみることをおすすめします。
    母集団に対して実際に選考を受けた数などを1つ1つ見直していくことで、売上も改善に向かいます。こちらの記事でより詳しく解説しています。

    まとめ

    今回は人材紹介業のマネジメントに関する主要な課題を「組織マネジメント」「営業」などいくつかの分類に沿ってご紹介しました。
    自社の課題がこの記事で触れた内容に近しい場合、各箇所で紹介している参考記事もぜひ合わせてお読みください。より詳しくそれぞれの課題を解説しています。
    また人材紹介マガジンを運営する「agent bank」では人材紹介会社の売上拡大に向け、様々なソリューションもご用意しております。お気軽にご相談ください。

    ※当サイトに掲載されている記事や情報に関しては、正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

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