

ハイクラス転職に特化する「ビズリーチ」の審査基準が気になる方は多いのではないでしょうか。
転職志望者の方は「自分の経歴で登録できるのか」。
また採用サイドの方は「ビズリーチの登録者はどの程度厳しい基準でフィルタリングされているのか」、審査基準からある程度うかがい知ることができるためです。
ビズリーチの審査基準の全容は非公開ですが、審査の際に表示される警告のメッセージなどを分析することである程度の基準を推察することはできます。
今回はビズリーチの審査基準をご紹介します。
ビズリーチは「ハイクラス層」に特化した転職サイトであり、登録時には審査が行われます。
なおビズリーチでは「コロナ禍での転職活動に関するアンケート」を公表した際、サイト会員について「平均年収740万円、平均年齢40歳」としています。ボーナスの有無などにもよりますが、月収60万~65万円前後あれば登録できる可能性は高いでしょう。
一定の年収を得るには「経験」も必要です。基本的には高年収×年齢に応じた経験値の有無を、審査でチェックしている可能性が高いでしょう。
なお「ハイクラス転職」に特化するビズリーチですが、実は「タレント会員」という枠もあります。ハイクラス会員とタレント会員の違いは「年収750万円以上か、否か」。つまり先述の平均年収などに達していなくとも、「タレント会員」としては登録は可能です。
たとえば25~29歳の男性の平均年収は「404万円」と言われており、年収750万円には遠く届きません。とはいえ20代後半の層は転職市場ではニーズが大きな層でもあります。
この層はほとんどの場合「ポテンシャル」を評価する形で、タレント会員として登録することとなるでしょう。
前述の通り、ビズリーチには「タレント会員」の枠があり、タレント会員としては年収が700万円台ではなくとも登録できます。
ただし以下のような条件に合致する人は、登録できない可能性が高いです。
たとえば「学生時代から仕事をしており、その情報もビズリーチに入力した」といった場合には、上のようなエラーメッセージが表示されることがあります。大学在学中に就労を開始している場合、大学を中退するのが一般的であり「学歴と経歴の整合性が無い」と判断されるケースがあるためです。
「学生起業家」などやや特殊な経歴を持つ場合は、その旨をより詳しく再度記載したうえで申請してみるのも良いでしょう。
職務経歴書の内容を審査の上、見送りとなることもあります。ビズリーチの求める層よりも年収や実績が十分ではない場合などに、こうしたメッセージが届くことがあります。
ビズリーチの平均年齢は「40代」であり、十分な経歴を積んでから数年後などに再チャレンジすると良いでしょう。もし「すぐ転職したい」ならば、他のエージェントに登録するのも良いでしょう。
たとえば「学歴」と「経歴」に矛盾があるなど、不備がある場合は不備を修正しましょう。ただし不備を直しても審査に落ちてしまうケースもあることは事前に把握しておきましょう。
職務経歴書を更新すればビズリーチでは再審査申し込みが可能です。とはいえ「落ちたばかりのタイミング」で再審査をしても結果は変わりづらいものです。たとえば数年程度経験を積んでから再審査すると良いでしょう。
今回はビズリーチの審査基準について解説しました。特に人材紹介会社の担当者にとっては、ビズリーチはハイクラス層へのスカウトのプラットフォームとして貴重な存在。
平均年齢40歳、平均年収740万円の層は転職が成功すると見込まれる粗利も大きく、魅力的です。
一方で今回解説した通り、ビズリーチには「タレント会員」も存在し、年収が低い層も紛れ込んでいます。スカウトの際にはセグメンテーションにも気を配ると良いでしょう。
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